GW明けや夏休み明けは要注意!長期休み明けに不登校になってしまう理由と対処法

長期休みが終わって学校が始まると、子どもが不登校になってしまうケースがあります。この記事では、長期休み明けに不登校になってしまう理由と、親ができる対処法について紹介します。

長期休み明けに不登校になってしまう理由

長期休み明けに不登校になってしまう理由は、大きく分けて以下の3つです。

学校への適応するのに時間がかかる

長期休み中は自分のペースで過ごせるため、学校のルールや時間割、人間関係などに再び慣れるのが大変です。特に、新学期や進級などで環境が変わる場合は、ストレスや不安を感じやすくなります。

学習へのモチベーションが低くなる

長期休み中は勉強をしないか、少なくとも学校での勉強よりも少ない量で済ませることが多いです。そのため、学校が始まると勉強量や難易度が増えてついていけなくなることがあります。また、成績や評価に対するプレッシャーも不登校の原因になります。

休み期間中に家庭内の問題が発生

長期休み中は家族との時間が増えるため、家庭内の問題が表面化することがあります。例えば、親子のコミュニケーション不足や衝突、離婚や再婚、虐待やネグレクトなどです。これらの問題は子どもの心理的安定を崩し、学校へ行きたくなくさせます。

休み明けの不登校は長期不登校の始まり

長期休み明けに不登校になってしまう子どもは、一度学校を休み始めるとどんどん学校に行きづらくなります。学校へ行かないことで自信や希望を失い、自己肯定感を低下させます。

また、学校へ行かないことで友だちや先生との関係も希薄になり、孤立感や寂しさを感じます。さらに、学校へ行かないことで勉強が遅れてしまい、将来の進路や夢にも影響を及ぼしかねません。

このように、長期休み明けの不登校は長期不登校の始まりと言えます。そのため、親は早めに対処する必要があります。

休み明け学校に行きたくないと言われたらどうすればいい?

長期休み明けが明けて子供が「学校に行きたくない」と言い出すこともあります。親はそんな時どうすればいいでしょう?

まずは、子供の気持ちを受け止めつつ、登校のメリットや楽しみを伝えることが大切です。また、体調が悪い場合やいじめなどの問題がある場合は、無理に行かせずに相談先を探すことも必要です。

具体的な対処法としては、以下のようなものがあります。

  • 理由を聞く。子どもの不安や不満を咎めずに、共感してあげることで安心感を与える。
  • 楽しみを見つける。お友達と遊べることや好きな教科を勉強できることなど、学校に行くメリットを思い出させる。
  • まずは1日だけを伝える。初日だけ行ってみて、様子を見ることを提案する。途中で帰ってきてもいいし、保健室に行ってもいいし、送り迎えもするよという柔軟な対応を示す。
  • 担任の先生に知らせる。学校に連絡して、子どもの状況を伝える。先生の協力やアドバイスを求める。

これらの対処法は、子どもの年齢や性格、状況によって変えてみてください。

長期休み明けに「学校行きたくない」状態にしないためにも、休み中に昼夜逆転などをしないようにして生活リズムを整えたり、登校時刻に外に出たりすることが予防策として効果的です。

不登校から脱出するための心構えと対処法

不登校の原因を探る

不登校には様々な理由があります。学校に行きたくない理由は何でしょうか?自分の気持ちや考えを整理することが大切です。イジメなど深刻なケースが隠れている場合は学校の先生等との話し合いが必須です。

信頼できる人に相談する

不登校は一人で抱え込まないでください。家族や友人、先生やカウンセラーなど、話しやすい人に自分の悩みを打ち明けましょう。理解や助言を得ることで、親御さんとしても気持ちが楽になったり、解決策が見つかったりするかもしれません。

学校と連絡を取る

不登校になっても、学校との関係を断ち切らないことが重要です。学校には不登校の状況や理由を伝えましょう。学校側も協力的になってくれる場合が多いです。また、クラスメートや先生との連絡も可能な限り維持しましょう。学校への帰属意識やモチベーションを保つことができます。

徐々に学校に慣れる

不登校から一気に学校に復帰するのは難しいかもしれません。しかし、完全に学校から離れてしまうと、再び学校に行くことが怖くなってしまいます。そこで、徐々に学校に慣れることが大切です。例えば、学校の近くまで行ってみたり、部活動やサークルに参加したり、授業の一部だけ受けたりすることができます。自分のペースで少しずつ学校生活に戻っていきましょう。

不登校の状態であることを責めない

不登校の状態なのは悪いことだと責めないでください。不登校は誰にでも起こり得ることであり、恥ずかしいことでもありません。自尊心が傷ついてしまうと更に悪化してしまうケースがあります。家庭内では子供の過ごしやすい環境を整え回復を待ちましょう。

不登校期間中にするべきこと

屋外での活動を増やす

長期休み中は家で過ごす時間が多くなるため、外出することに抵抗感や恐怖感を持つことがあります。そのため、まずは家の近くで散歩したり、公園や図書館などに行ったりすることから始めましょう。徐々に外出する時間や距離を増やしていきましょう。

勉強が遅れないように家での勉強をサポートする

不登校で勉強しない状態が続くと学校での勉強に追いつけなくなることがあります。その場合は、家での学習を支援してあげましょう。参考書などを用意してあげたり、もし学習をサポートすることに自信がなければ塾や家庭教師なども検討してあげてもいいかもしれません。

家での学習環境も整えてあげましょう。例えば、静かで明るく快適な場所を用意したり、必要な教材や道具を揃えたりすることです。

不登校の学習サポートはオンライン家庭教師を利用するのがおすすめ

家での学習支援だけでは、子どもの学習に十分なサポートができないこともあります。その場合は、オンライン家庭教師を利用するのがおすすめです。オンライン家庭教師とは、インターネットを通じて家庭教師と勉強するサービスです。オンライン家庭教師のメリットは、以下のようなものがあります。

  • 自宅で受けられる:オンライン家庭教師なら、自宅で受けられるため、外出する必要がありません。また、自宅で受けられるため、子どもはリラックスして勉強に集中できます。
  • 時間や回数を自由に選べる:オンライン家庭教師なら、時間や回数を自分の都合に合わせて選べます。また、予約やキャンセルも簡単にできます。これにより、子どものペースや状況に応じて勉強できます。
  • 質の高い家庭教師が多い:オンライン家庭教師なら、全国から質の高い家庭教師を選べます。また、家庭教師のプロフィールや評価を見ることができます。これにより、子どもに合った家庭教師を見つけやすくなります。

どうしても不登校が回復しない場合はどうすればいい?

長期休み明けの不登校から脱出するためには、親や学校や家庭教師などのサポートが必要です。しかし、どうしても不登校が回復しない場合はどうすればいいでしょうか?

結局のところ、学校へ再登校できるかどうかは本人の気持ち次第です。本人が行きたくないと断固拒否することにはどうすることもできません。無理に学校へ行かせることは逆効果になることもあります。

子どもが学校へ行くことに対して強い拒否感や恐怖感を持っている場合は、学校へ行くことを一時的にあきらめても構いません。 その代わりに、小中学生の場合は不登校でも通える教室が学校に設けられているので先生等と相談して「別室クラス」例えば、保健室やカウンセリングルーム相談室など不登校の子供が通える教室へ通うことを検討するとよいでしょう。

高校生の場合は、通信制高校や定時制高校などの別の学習形態を検討することも視野に入れましょう。通信制高校や定時制高校とは、通常の高校とは異なるカリキュラムや時間割で高校卒業資格を取得できる学校です。通信制高校や定時制高校のメリットは、以下のようなものがあります。

  • 自分のペースで学べる:通信制高校や定時制高校なら、自分のペースで学べます。例えば、通信制高校では自宅で学習教材を使って勉強したり、オンライン授業を受けたりすることができます。また、定時制高校では夜間や土日に授業を受けることができます。これにより、子どもは自分の都合や状況に合わせて学べます。
  • 学校への負担が少ない:通信制高校や定時制高校なら、学校への負担が少なくなります。例えば、通信制高校では登校日数が少なかったり、自由に選べたりすることができます。また、定時制高校では授業時間が短かったり、クラスメートや先生との関係が希薄だったりすることができます。これにより、子どもは学校のルールや時間割、人間関係などにストレスや不安を感じにくくなります。
  • 自分の興味や目標に合わせて学べる:通信制高校や定時制高校なら、自分の興味や目標に合わせて学べます。例えば、通信制高校では多様なコースや科目を選べたり、資格取得や進学準備などのサポートを受けたりすることができます。

まとめ

長期休み明けに不登校になってしまう理由は、学校への適応が難しい、学習へのモチベーションが低い、家庭内の問題があるなどです。これらの理由に対しては、親が子どもをサポートすることが重要です。

長期休み中から学校へ行く準備をしたり、勉強習慣を作ったり、家庭内の問題に対処したりしましょう。また、必要であれば、学校や教師、カウンセラーなどの外部のサポートも利用しましょう。長期休み明けの不登校は長期不登校の始まりと言えます。

そのため、早めに対処する必要があります。しかし、学校へ再登校するかどうかは本人次第なので、本人のエネルギーが回復するのを辛抱強く待つ必要があります。

回復しやる気が出た時に備えて親御さんは情報を収集したり子供に選択肢を与えてあげてサポートしてあげることが重要です。

例えば学習に追いつけるように学習面でサポートしたり、もし学校に通えないなら他に通える場所などを提案してあげたりしてください。

例えば高校の場合は通信制高校や定時制高校などへ通う選択肢もあります、大事なのは回復期に差し掛かった時に次なる目標を与えてあげることです。

この記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。

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