【失敗談!】不登校から全日制高校へ行きたい!進学して失敗した私の体験談

中学不登校で特別教室通いだった私が全日制高校に進学して失敗した経験を赤裸々にお話しします、私の経験ですので必ずしも皆さんに当てはまるわけではありませんが少しでも参考になればと思います。

  • 中学で不登校だけど進学先として全日制高校はどうなの?
  • 不登校から全日制高校に進学した人の体験談を知りたい。

はじめに

不登校の中学生でも、全日制高校へ進学することは可能です。しかし、その選択が必ずしも正解とは言えません。この記事では、不登校から全日制高校に進学して失敗した私の体験談をシェアします。不登校からの進学を考えている方の参考になればと思います。

私が不登校になった理由

私は中学生2年生のときに不登校になりました。理由は、クラスメイトとの人間関係でした。明確にいじめられていたとかそういったわけではありませんが学校の友達とのコミュニケーションがあまりうまくいかずに、どこにも居場所がなくて孤独でした。

教室には仲の良いといえる友達はいなかったです。クラスメイトと馴染めなくなり次第に不登校になりました。

その後私は中学校の特別教室学年のクラスとは隔離された不登校の子供が集まる教室で生活する様になりました。そこでの生活は割と楽しかったです。同じような不登校を経験した友達と共に中2から卒業まで暮らしました。

不登校から行ける高校の種類

不登校だった人が高校に進学する場合、どのような高校に行けるのでしょうか?まずは、不登校から行ける高校の種類と特徴を軽く紹介します。

全日制高校

全日制高校とは、いわゆる皆さんが想像する一般的な高校です。3年間通うことで高校卒業資格が得られます。公立高校と私立高校に分かれています。不登校だった子が少ないので中学時代に不登校を経験している場合は全日制高校に慣れるのに少し苦労がいるかもしれません。

通信制高校

通信制高校は、単位制の高校で毎日学校へ登校する必要はなく、レポートやテストを郵送やパソコン通信で行うことによって高卒資格を取得する高校です。年に一定期間「スクーリング」という面接指導があります。 特長としては、自身のライフスタイルに応じて学習計画を立てられる点です。

定時制高校

定時制高校は、夜間などの時間帯に授業を受けることができる高校です。全日制の高校によって運営され、昼間の生徒が下校した後にその高校で授業が行われます。

授業は全日制の高校に比べ短く平日の夕方から1日4時間程度行われます。単位制となっており卒業するには74単位以上を取得しなければなりません。

定時制高校は昼間は働いて夜に通学するという生活も可能です。なので昼間は仕事をしながら夜に定時制高校に通うといったスタイルの人が多くいます。

一般的には上記の3つが進学先となる

以上のように一般的には上記の全日制高校、通信制高校、定時制高校が主な進学先となります。

他にもフリースクールなどもありますが、こちらは正式に高校という形ではないので通っても「高校卒業資格」は取得できず高校の代わりにはなりません。

最近では不登校の子供は通信制高校に通うことが一般的となってきています。

不登校だった私が全日制高校を選んだ理由

中3になると私含め特別教室に通っていた友達も進路について悩み始めました。

その頃は上記のようにあまり定時制高校や通信制高校というのは一般的ではなく進学先となれば一般的な全日制高校に通う選択肢しかありませんでした。

知識がなかったため定時制や通信制高校という選択肢は頭の片隅にもなかったんですよね。

皆が私立の全日制高校の受験を決める中親や先生と話し合って私は公立の全日制高校も受験することになりました。

今思うと高校へ行ってしまえば今までの不登校はすべてリセットされる。新しい高校生活のスタートだ!と考えていたのが甘い考えでした。

中3で猛勉強して無事に公立の全日制高校へ合格

私は結局、公立の全日制高校に進学することを決めました。決めた理由は、当時学費が安かったことです。

それからは入学試験や面接対策のため色々と準備が必要でした。毎日夜遅くまで勉強していたのを今でも覚えています。

面接対策と自己PR文では、不登校だったことを隠さずに正直に話すことにしました。不登校だった理由や感じたこと、高校に進学したい理由や目標などを伝えました。自己PR文では、自分の長所や短所、趣味や特技などを書きました。自分をアピールすることが苦手でしたが、親や担任に添削してもらいながら作りました。

結果無事に合格することができました。この時は正直嬉しかったです自分の努力が報われた気がしました。

当時は私立の特進コースと進学先に悩んだ

私は公立の全日制高校に進学しましたが、実は私立の特進コースにも合格していました。特進コースとは、いわゆる大学進学、勉強に特化したコースで、大学進学を目指す人が多くいます。私の性格は大人しく勉強すること自体は苦ではなかったためそちらに進学してれば良かったと過去を振り返ると感じます。

同じ不登校だった友達もそちらに合格しており、当初は私立の特進コースに行きたかったことを覚えています。その友達と一緒に高校生活を送りたかったんですよね。

また、私立の特進コースは、設備や教育内容が充実していると聞いていました。私はそこで新しいことに挑戦したり大学進学に向けて勉強したかったんですよね。

しかし、結局親に反対されてしまいました。親は私立は公立より学費が高いことや、特進コースは勉強が厳しいことを理由に、公立の普通科に通うように私を説得しました。

結局私は親を説得できずに仕方なく公立の普通科に通うことになりました。

全日制高校へ進学してからしたメッセージ. 全日制高校へ進学してからの生活を追加してみました。以下のようなものでどうでしょうか? “`

全日制高校へ進学してからの生活

私は公立の全日制高校に進学しましたが、結果からいうとそれは「失敗」で、そこで幸せな高校生活を送ることはできませんでした。私は全日制高校へ進学してから、以下のような問題に直面しました。

コミュニケーションがうまくとれなかった

私は中学時代に不登校だったため、人と話すことが苦手でした。そもそも人見知りの性格です。
新しい高校生活でうまくリスタートできると思っていましたが入学してから日が経つにつれ段々と周りから浮いていきました。

中学時代に不登校だったことをバラされる

周りが私を知らない状況ならまだしも、中学時代に私が不登校だったことを知っている同級生もその高校に進学していて私が不登校だったことを他の生徒にバラされました。

全日制高校に通う大半は「不登校」なんてものは無縁な普通の学校生活を送る学生。そのことで私は周りから更にからかわれたりするようになりました。

私自身も「不登校」だったことに負い目を感じておりそれで内心かなり傷つきましたし豆腐のように柔らかいメンタルでしたのでどんどん学校に行くのが辛くなりました。

通学距離が遠かった

私は自宅から全日制高校まで電車で40分程かかるところに住んでいました。毎朝早起きして通学するのが大変でした。しかもその距離を自転車で登校していました。

中学時代は学校がそれほど遠くなく徒歩20分程度でしたしそれに慣れていたので不登校からいきなりその生活に慣れるのは中々ハードでした。

帰りも遅くなることが多くありました。私は家に帰っても疲れて勉強する気になれませんでした。

見事に理想の学校生活は打ち砕かれる

そんなこんなで仲の良い友達というのもあまりできませんでしたし、授業に追いつくのもやっとになり段々と学校に行くのが辛くなりました。

高校に入る前に抱いていた理想の高校生活、友達をいっぱいつくり高校で青春を送るという理想の高校生活は打ち砕かれました。ただただ「通うのが辛い場所」になり、そこは私の居場所ではりませんでした。

からかわれたトラウマなど思い出しましたし、そのことで頭の中がいっぱいいっぱいになり他に何も手が付けられなくなりました。

ゴールデンウィークあたりまでは学校に通えていましたが、休日明けからは不登校気味になりました。

夏休み明けにとうとう退学することを決意しました。

担任の先生はめちゃくちゃいい先生で学校から遠い私の自宅までわざわざ毎日のように通ってくれました。それだけに結局退学してしまい本当に悪いことをしたなと思っています。

全日制高校に進学して後悔したこと

これは結果になりますが私は全日制高校に馴染むことができませんでした。仲の良い友達がいればまた違った結果になったかもしれません。

私が全日制高校に進学して後悔したことをまとめると以下になります。

  • 学校生活に馴染めなかった
  • 通学が苦痛だった
  • 気の合う友達ができなかった
  • 校風が肌に合わなかった普通に殴り合いとかで停学になる生徒とかいた

一度高校へ進学後に学校をやめてしまうと「高校中退」として結果学歴に傷がつくことになります。なのであらかじめ高校を選ぶ際は慎重に検討する必要があります。

高校を中退したことをよくない目で見られることがありますし、一々説明するのも大変です。

中学時代に不登校から全日制高校へ進学するには「覚悟」が必要

私は中学時代に不登校だったことで、高校に入れば学生生活をやり直せる、リスタートを切れると思っていました。しかし、全日制高校に進学しても、結局私はうまくやれませんでした。これは私のメンタルの弱さもありますが、全日制高校に進学して失敗した不登校の生徒は割といるみたいです。

もちろん全日制高校で新たに学校生活をやり直せる人はいると思いますが私のような学校に馴染めなくなってしまう生徒も多いです。

そこで私は言いたいのです。中学時代に不登校から全日制高校へ進学する場合はある程度「覚悟」が必要です。全日制高校は不登校からリスタートできる可能性もありますが、不登校からの通常の高校生活は反動も大きいものです。予想以上にストレスも溜まります。

なのであらかじめ全日制高校に進学する前に、自分の目的や意志をしっかりと持つことが大切です。また、進学した後も、親や先生や友達など、信頼できる人に相談したり、助けてもらったりすることが大切です。

全日制高校に進学することは、不登校からの一つの選択肢です。しかし、それ以外にも選択肢はあります。自分に合った高校を選ぶことが大切です。

中学3年生の段階でまだ不登校の場合クラスに戻りリハビリをしたほうがいい

不登校からいきなり全日制高校へ毎日通うことは思っている以上に反動やストレスが大きいので中学3年の時点でクラスに戻ることを目標にしましょう。

私も特別教室に通うのではなくクラスに戻って学校生活に慣れることが必要だったと思っています。その理由は、以下のようなものです。

体を慣らすことが重要

不登校だと、体のリズムや習慣が乱れていることがあります。朝起きるのが辛かったり、昼夜逆転したり。また、外出することや人と話すことが苦手になることもあります。
これらのことは、高校に進学しても影響するので、高校に進学する前に、体を慣らすことが重要です。

毎朝早起きして通学することや、クラスメートや先生とコミュニケーションを取ることで、体を慣らすことができます。

卒業式や修学旅行などの思い出を作ることができる

中学3年生は、卒業式や修学旅行などの思い出を作る機会が多くあります。これらの思い出は、高校生活や将来にも影響します。

卒業式や修学旅行などで、仲間や先生と楽しい時間を過ごすことで、自分の自信や自尊感情が高まることがあります。これらの思い出は、自分を成長させる貴重な経験です。

不登校から全日制高校に進学する場合は、高校に入ってからではなく、中学時代に準備することが大切です。
自分の気持ちや状況に応じて、週に1回から始めてもいいです自分のペースで勇気を出してクラスに戻ってみましょう。

高校を選ぶ際は校風を事前に知っておくべき

不登校から全日制高校に進学する場合、あらかじめ高校の校風を事前に知っておくことが大切です。校風とは、高校の雰囲気や特色や方針などのことです。

校風は、高校生活や人間関係に大きく影響します。特に、不登校で大人しい子の場合、真面目な子が集まりやすい高校のほうが通いやすいかもしれません。自分の性格と全く特色の違う学校に行ってしまえば挫折してしまうリスクが高くなります。

高校の校風を知るためには、以下のようなものがあります。

パンフレットやホームページを見る

パンフレットやホームページでは、高校の概要やカリキュラムや部活動などが紹介されています。これらの情報から、高校の特徴や方針を把握することができます。例えば、進学率や就職率や進路先などを見ることで、高校のレベルや目指す方向性を知ることができます。

見学や体験入学説明会に参加する

見学や体験入学では、実際に高校に行って授業や施設などを見ることができます。これらの活動から、高校の雰囲気や生徒や先生の様子を感じることができます。例えば、制服や髪型などの服装規定や、挨拶や態度などのマナーなどを見ることで、高校の文化や価値観を知ることができます。

卒業生や在校生に話を聞く

卒業生や在校生に話を聞くことで、高校の実際の様子やメリットやデメリットなどを知ることができます。よりリアルな生の声を聞くことができます。例えば、勉強や部活動や友達付き合いなどについて話を聞くことで、高校生活の楽しさや苦労などを知ることができるでしょう。

不登校からの進学を考えている方へのアドバイス

以上が私のリアルな体験談です。もちろん全日制高校へ進学することで新たに不登校からやり直せる人もいます。なので私のこの体験談は一つの例として全てではないんだと頭の片隅にでも置いておいてください。

私の体験談を読んで、不登校から全日制高校に進学することは無理だと思わないでください。私は失敗しましたが、成功する人もいます。全日制高校に進学すること自体は悪いことではありません。しかし、そのためには以下のようなことを考える必要があります。

  • 自分の目標や夢は何か
  • 自分の学力や能力はどの程度か
  • 自分に合った高校はどこか
  • 自分が高校でやりたいことや得たいものは何か
  • 自分が高校で困ったときに頼れる人や支援はあるか

これらのことを調べたり、相談したりすることで、不登校からの進学に向けて準備をすることができます。また、親や先生、友達など、周りの人にも協力してもらうことが大切です。一人で悩まずに、信頼できる人に話してみましょう。

不登校から全日制高校に進学することは難しいことではありません。しかし、それだけでは幸せになれるとは限りません。自分の状況や希望に合わせて、最適な進路を選ぶことが大切です。この記事が不登校からの進学を考えている方の参考になれば幸いです。

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