こんにちは。私は発達障害の診断を受けた高校生の母親です。発達障害の子供を持つ親として、高校選びはとても悩みました。どんな高校が子供に合っているのか、どんな進路が子供の夢を叶えるのか、どうやって子供をサポートしてあげるのか、などなど。そんな悩みを抱える親御さんも多いのではないでしょうか?
今回は、私が経験した高校選びのプロセスと、おすすめの進学先についてお話ししたいと思います。発達障害の子供が自分らしく学べる高校選びのヒントになれば嬉しいです。
- 発達障害を抱える子の高校進学ができるのか不安な人
- 発達障害を抱える子の高校選びで注意すべき点を知りたい人
- 発達障害を抱える子が通うことのできる高校の種類を知りたい人
高校選びの前の準備
まず、高校選びの前にやったことは、子供と一緒に自分の発達障害について理解することでした。発達障害は一人ひとり違う特性や強み・弱みを持っています。
自分がどんな発達障害なのか、どんなことが得意で苦手なのか、どんな環境や支援が必要なのか、を知ることが大切です。「自分は何ができるのか」「自分は何がしたいのか」を明確にすることで、自信や目標を持つことができます。
私は、子供が中学生になった頃から、発達障害に関する本やネット記事を読んだり、同じ悩みを持つ先輩の親に相談したりしました。また、子供と進学先の高校について、一緒に情報収集したり、感想を話し合ったりしました。
大事なのは親が進学先を一方的に決めてしまうのではなく子供と話し合ってお互いが納得しあう形で一緒に高校を選ぶという点です。
そのために高校のパンフレットを取り寄せたり進学先の高校について先生とも話し合うことが大切です。
発達障害の高校進学率は?
発達障害の高校進学率は、全国平均と比べてどうなっているでしょうか?気になりますよね?
文部科学省の調査結果資料によれば以下のようになっています。
中学校3年生のうち、発達障害等困難のある生徒の割合は約2.9%であり、そ
のうち約75.7%が高等学校に進学することとしている。
これらの高等学校に進学する発達障害等困難のある生徒の、高等学校進学者全体に対する
割合は約2.2%。
発達障害を持つ子が通う高校として全日制、定時制、通信制高校などがあげられますが、下記の通り発達障害のある子供は定時制や通信制高校に通うケースが多いです。
というのも定時制や通信制高校は全日制高校に比べ発達障害に対して理解のある高校が多いんです。同じような悩みや不安を抱えた生徒、また親御さんが多数在籍しサポート体制も万全な所が多いんですよ。

発達障害を持つ中学生の進学先
発達障害を持つ中学生は、進学先を選ぶ際に様々な課題や困難に直面することがあります。自分の能力や興味に合った学校を見つけることはもちろん、学習環境や支援体制、進路指導なども重要な要素です。ここでは、発達障害を持つ中学生が進学先として考えられる進学先について紹介します。
全日制高校
全日制高校は、一般的に朝から夕方まで授業が行われる高校です。多くの場合、普通科や専門科などのコースがあり、卒業後は大学や専門学校などに進学するか就職するかを選ぶことができます。発達障害を持つ中学生が全日制高校に進学するメリットは、以下のようなものがあります。
- 学習内容や進度が一定であるため、計画的に勉強することができる。
- 同じクラスや部活動などで仲間と交流する機会が多いため、社会性やコミュニケーション能力を養うことができる。
- 学校によっては、発達障害に理解のある教員やカウンセラーなどの専門スタッフがいて、個別の支援や相談を受けることができる。
一方で、発達障害を持つ中学生が全日制高校に進学するデメリットは、以下のようなものがあります。
- 学習内容や進度が一定であるため、自分のペースや興味に合わない場合がある。
- 同じクラスや部活動などで仲間と交流する機会が多いため、人間関係や集団生活にストレスを感じる場合がある。
- 学校によっては、発達障害に対する理解や支援が不十分であったり、偏見やいじめに遭う可能性がある。
定時制高校
定時制高校は、一般的に夕方から夜間まで授業が行われる高校です。多くの場合、普通科や専門科などのコースがあり、卒業後は大学や専門学校などに進学するか就職するかを選ぶことができます。発達障害を持つ中学生が定時制高校に進学するメリットは、以下のようなものがあります。
- 学習内容や進度を自分で選択することができるため、自分のペースや興味に合わせて勉強することができる。
- 昼間は自由時間があるため、趣味やバイトなどをすることができる。
- 同じクラスや部活動などで仲間と交流する機会が少ないため、人間関係や集団生活にストレスを感じにくい。
一方で、発達障害を持つ中学生が定時制高校に進学するデメリットは、以下のようなものがあります。
- 学習内容や進度を自分で選択することができるため、計画性や自己管理能力が必要である。
- 昼間は自由時間があるため、勉強以外のことに興味を失ったり、不規則な生活になったりする可能性がある。
- 同じクラスや部活動などで仲間と交流する機会が少ないため、孤立感やコミュニケーション不足を感じる場合がある。
通信制高校
通信制高校は、一般的に郵送やインターネットなどの通信手段を用いて授業を受ける高校です。多くの場合、普通科や専門科などのコースがあり、卒業後は大学や専門学校などに進学するか就職するかを選ぶことができます。発達障害を持つ中学生が通信制高校に進学するメリットは、以下のようなものがあります。
- 学習内容や進度を自分で決めることができるため、自分のペースや興味に合わせて勉強することができる。
- 学校に通う必要がないか少ないため、通学時間や費用を節約することができる。
- 学校に通う必要がないか少ないため、人間関係や集団生活にストレスを感じない。
一方で、発達障害を持つ中学生が通信制高校に進学するデメリットは、以下のようなものがあります。
- 学習内容や進度を自分で決めることができるため、計画性や自己管理能力が必要である。
- 学校に通う必要がないか少ないため、勉強以外のことに興味を失ったり、不規則な生活になったりする可能性がある。
- 学校に通う必要がないか少ないため、孤立感やコミュニケーション不足を感じる場合がある。
その他
発達障害を持つ中学生は、全日制高校、定時制高校、通信制高校以外にも進学先として考えられる選択肢があります。例えば、
- 特別支援学校:発達障害や知的障害などの特別な支援を必要とする生徒のための学校です。個別化されたカリキュラムや小規模なクラス、専門的な指導や支援を受けることができます。卒業後は就労支援や生活支援などのサービスを利用することができます。
- フリースクール:学校に通えない、通いたくない、通わなくてもいいという生徒のための学校です。自由な雰囲気や個性的なプログラムが特徴で、学習や進路に関する相談や支援を受けることができます。卒業後は高卒認定試験や大学入学資格検定などを受けることができます。
- ホームスクーリング:家庭で教育を受けることです。親や家族、ネットワークなどが教師となり、自分の興味や目標に沿って学習することができます。卒業後は高卒認定試験や大学入学資格検定などを受けることができます。
以上のように、発達障害を持つ中学生は、進学先として様々な選択肢があります。自分に合った学校を見つけるためには、自分の能力や興味、目標などをよく考えることが大切です。また、進学先に関する情報や相談を得るためには、親や教師、カウンセラー、友人などに話すことも有効です。発達障害を持つ中学生は、進学先を選ぶ際に困難に直面することがありますが、自分らしく生きるための一歩として、自信を持って進むことができるように応援しています。
発達障害の子供の高校選び3つのポイント
次に、高校選びのポイントです。私が重視したポイントは以下の3つです。
- 子供の興味・関心・夢に沿ったカリキュラムや部活動があるか
- 発達障害に理解がある教師や生徒が多いか
- 必要な支援や配慮が受けられるか
まず、子供の興味・関心・夢に沿ったカリキュラムや部活動があるかどうかです。発達障害の子供は、興味や関心があることに対してはとても集中力や熱意を持っています。逆に、興味や関心がないことに対してはモチベーションが低くなりがちです。
そのため、子供が好きなことや得意なことを伸ばせるような高校を選ぶことが大切です。例えば、子供が音楽が好きなら、音楽科や吹奏楽部がある高校を選ぶといいでしょう。子供が理科が好きなら、理数科や科学部がある高校を選ぶといいでしょう。子供の夢や目標に合わせ、それに向かって努力できるような高校を選ぶといいでしょう。
次に、発達障害に理解がある教師や生徒が多いかどうかです。発達障害の子供は、周りの人とのコミュニケーションやルールの理解に苦労することがあります。そのため、教師や生徒からの誤解や偏見を受けることも少なくありません。
そんな時には、発達障害について知識や経験がある教師や生徒が味方になってくれると心強いです。「発達障害」という言葉に抵抗感や恐怖感を持たない人が多い高校を選ぶことが大切です。例えば、発達障害の子供の受け入れに積極的な高校や、発達障害の子供の友人や先輩がいる高校を選ぶといいでしょう。
最後に、必要な支援や配慮が受けられるかどうかです。発達障害の子供は、学習や生活において困難を感じることがあります。そのため、個別の指導や相談、環境の調整などの支援や配慮が必要になることもあります。
例えば、授業の内容を理解するのに時間がかかる場合は、補習や個別指導を受けられるようにしてもらうといいでしょう。テストや課題の提出にストレスを感じる場合は、時間や方法の変更を相談できるようにしてもらうといいでしょう。
学校生活に不安や悩みを抱える場合は、カウンセラーや担任教師などに相談できるようにしてもらうといいでしょう。必要な支援や配慮が受けられる高校を選ぶことが大切です。
発達障害の子供におすすめの進学先は通信制
以上のポイントを踏まえて、私がおすすめする進学先は「通信制高校」です。「通信制高校」とは、通常の全日制高校とは異なり、自分のペースで学習できます高校です。通信制高校には以下のようなメリットがあります。
- 自分の興味・関心・夢に沿ったカリキュラムを選べる
- 自分のペースで学習できる
- 学校に通う日数や時間を自由に決められる
- 発達障害に理解がある教師や生徒と出会える
- 必要な支援や配慮が受けられる
私の子供も通信制高校に進学しました。子供はパソコンが好きで、将来はエンジニア関係の仕事に就きたいと言っていました。そこで、プログラミング関連の学習ができる通信制高校を選びました。
子供は、プログラミング学習に夢中になり、自分の才能や可能性を見つけました。また、自分のペースで学習できるので、学習にストレスを感じることが減りました。
学校に通う日数や時間も自分で決められるので、プライベートな時間も充実させることができました。教師や生徒も発達障害に理解があり、子供は友人や先生と仲良くなりました。必要な支援や配慮も受けられ、子供は安心して学校生活を送ることができました。
通信制高校は、発達障害の子供が自分らしく学べる進学先だと思います。もし、あなたも発達障害の子供の高校選びに悩んでいるなら、通信制高校を検討してみてはいかがでしょうか?
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まとめ
発達障害を持つ子供の高校選びは、子供の興味・関心・夢に沿ったカリキュラムや部活動があるか、発達障害に理解がある教師や生徒が多いか、必要な支援や配慮が受けられるか、という3つのポイントを重視することが大切です。
私がおすすめする進学先は、通信制高校です。通信制高校は、発達障害の子供が自分らしく学べる高校です。
高校選びには入念な下調べをすることが重要です。お子さん親御さん共に一緒に資料やパンフレットを眺め高校の特色や自分に合った高校を見つけましょう。
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