高校で留年確定したらその後どうする?悲惨な末路を回避するための進路選び

高校 留年不登校

諸君、留年が確定しそう、留年が確定してしまった人は今とても不安に思っていることだろう。
そんな君たちに向けて今回は具体的な「今後の対策、君たちがとるべき選択」について解説していくぞ、是非ブックマークして困ったときは何度も読み返してほしい

不登校や病気が原因で休みがちなり出席日数が足りないせいで留年

出席日数は足りてるけど勉強についていけず、単位を落としてしまって留年、留年してしまう理由は人それぞれ。

中々周りに同じような悩みを持っている人もいなくて不安に思っているでしょう。

でも大丈夫、留年が確定してもその後にも色んな道があって、君にあった正しい道をとればそこでやり直しどころか周りの同級生に追いつくこと、追い越すことができるんだよ。

じゃあどうすればいいのか?どのような道を進めばいいのか?留年が確定した後、高校生の多くが選択している進路を徹底解説致します。

この記事で解決する疑問

  • 留年している人ってどれくらいいるの?
  • 高校留年確定してしまった後に進むべき道
  • 子供が留年してしまった場合、親としてなにをするべき?

高校を留年してしまう人の数と割合 少ない or 多い?

留年が確定してしまう人は全日制高校のうち約0.2%だ、割合だけ見れば少ないと言っていいだろう。

全日制高校全体の留年の割合は0.2%

2019年(令和元年)の文部科学省が調査では、全日制高校の普通科、専門学科、統合学科「高1,高2、高3」の全学年を合わせた場合の留年確定者の数は5340名となっています。

文科省の2019年度のデータによると全体の在籍数のうち全日制高校の留年率は0.2%となっています。

通信制高校や定時制高校を含めると合計の留年数は+5,379人されて合計で10,719人となっています。

メモ:留年が確定した人のことを正式には原級留置者といいます。3月末の時点で進級または卒業することができなかった人のことをいいます。

出典:文部科学省「令和元年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」

学年別の留年数とデータから分かること

1年生、2年生、3年生の学年別で見てみると「1年生で留年になってしまう人が多い」新しい生活に馴染めなかったことが考えられる

全日制の留年数を学年別でまとめてみました

学年留年数在籍者数全体での割合
高校1年生2,733人0.3%
高校2年生1,920人0.2~0.3%
高校3年生449人0~0.1%

留年した人の多くは高校1年生が多いですね。

新生活や新しい環境になると楽しみだという人もいる反面、1から生活、環境を構築しなおさなければなりません。

新しい環境に馴染めなかったり一度つまずいてしまうと中々復帰するのが難しく、不登校になってしまったりする人は多いものです。

新学年や、新学期のタイミングで不登校となり、そのまま留年が確定してしまうケースが多いのではないでしょうか?なのでこのタイミングは注意が必要です。

高校留年は貴重な体験であるという事実

高校を留年してしまうのは割合的には少ないが、ポジティブに考えようこれは貴重な体験なんだよ!

高校留年を留年してしまうのはネガティブな要素と見る人もいますが、他の人とは違う貴重な体験ともいえます。

留年が確定した後に、どんな道を進み、何を目指すかどんな人間になっていくかが重要であって高校を留年した貴重な経験が今後の人生の「強み」になるケースも少なくないです。

高校留年が確定したあとの6つの進路★

では実際に留年が確定した後にどのような進路を目指すか解説しよう。大きく分けて6つあるぞ

高校留年確定後6つの進路

  1. 留年し同じ学年をもう1年やり直す
  2. 通信制高校へ転校する←★おすすめ
  3. 定時制高校へ転校する
  4. 高卒認定を取得し大学を目指す
  5. 全日制高校へ転校する
  6. 就職する

留年し同じ学年をもう1年やり直す

選択肢の1つ目は「留年をする」だな、進級・卒業せずに同じ学年をもう一度やり直すことだ、多くの場合難しいと感じる人が多いんだ。

高校を留年してしまった後、同じ高校で1学年下の生徒と一緒にやり直す方法があります。

この方法は本人の心理的負担も大きく、プライドも傷つくことになるのでメンタルの強さが必要です。

同じ学校でもう1年やり直すのは本人だけじゃなく、親御さんも精神的負担が大きくなることが考えられます。

留年するメリット

  • 中退や転校の手続きが必要ないので手間がかからない
  • 学校行事を人より多い回数経験できる
  • 同級生だけではなく1個下の子と仲良くなれるので人脈が広がる
  • メンタルが強くなる
  • 同級生から一年先の大学の情報や就職の情報を得ることができる

留年した場合のデメリット

  •  良くも悪くも目立ってしまう
  •  学費が1年多くかかってしまう、私立の場合は負担が大きい
  •  1つ下の学生の輪に入ることが難しい
  • 同じ授業をもう1年受ける必要がある
  • 進学校などで成績の基準点が厳しい場合、やり直しても進級できるとは限らない。

留年のメリット解説

留年のメリットは手間いらずだ、特にめんどくさい手続きは必要ない。あとちょっとで進級、卒業できたという人は留年することで次の年はうまくいく可能性も高い。

同じ高校に在籍してもう1年やり直す場合は特に必要な手続きなど必要としないので手間がかかりません。

学校に仲の良い友達がいれば、一学年上にはなりますが、友達が卒業していなければ学校で会う事もできます。

また、信頼できる先生がいる場合はその先生を頼ることもできます。

相談できる友達や先生、人間関係が恵まれた学校環境である場合はその学校で引き続き在籍し、やり直すメリットは大きいかと思います。

留年のデメリット解説

一番の問題は1学年したの学生とうまく人間関係を構築できるかどうかだな、メンタルは鍛えられるが…

留年をすると、良くも悪くも目立ってしまいますし、1つ下の学年でやり直すとなると学年の輪に入るのが難しく、周りに溶け込めずに人間関係がギクシャクするケースが考えられます。

同年代が先輩になってしまうことや、年下のクラスメイトと一緒にやり直さなくてはいけないのは周りの目も気になりますし、「恥ずかしい」「嫌だ」感じる生徒は少なくないです。

また、噂なども広がってしまう場合がありますし。このようなプレッシャーや精神的ストレスに本人が耐えられるかどうかが問題です。

また、通っている学校が私立の場合などは学費の負担も大きいのでそこも考慮するべきポイントです。

留年の原因が「授業についていけなくなった」などの場合は、留年してやり直しても必ず進級できるとも限らないので注意が必要です。

留年することが難しい理由

多くの場合、人間関係や勉強についていけないなどの理由で留年してしまう、だから同じような環境でもう1年やり直したとしてもまた同じように繰り返す可能性が高いんだ。だからこそ、自分に適した新しい環境を探すことが多くの場合では賢明だ。

高校を中退して転校する場合の進路

高校を中退し別の高校へ転校しやり直す方法だ、高校の環境が自分に合わずに留年したという場合は、転校することで上手くいことがよくあるんだ

留年をする場合心理的負担は大きいので、高校を中退するという選択肢を取る方も多くいます。

高校を中退した場合に取る選択が別の学校への転校です。

留年が確定した人が高校を中退し、通信制の高校へ転校するケースは多く見受けられます。

中退後の転校先には主に3つだ、全日制高校への転校は難しいから実質2つともいえる。

  1.  通信制高校への転校←★おすすめ
  2.  定時制高校への転校
  3.  全日制高校への転校

通信制高校への転校★おすすめ

不登校が原因で留年したなら、通信制高校がオススメだ。自由度が高く自由な時間を有効に使う事で自分を磨くことができる

通信制高校は留年や中退してしまった人の選択肢として、最も有力な進学先となります。

  • 入学の難易度が低い
  • オンラインでの自宅学習が中心
  • 単位の取得方法はレポートの提出、年数回の登校、年数回のテスト
  • 自由な時間が多い

通信制高校の特徴解説

通信制高校は、自宅学習がメインの高校のことです。登校日数は学校により異なりますが、年間20日ほどの登校で済みます。

オンラインでの自宅学習がメインなので、病気がちな人や不登校が原因で留年になった人、全日制のように毎日通学するのが苦痛だった人にもとても馴染みやすく向いている高校といえます。

入学の試験も面接や作文のところが多く、中には試験なしで受け入れてくれる高校もあります。

学習もさほど難しくありません。文部科学省が定める最低限の高校卒業に必要な科目さえ勉強すれば卒業できる仕組みです。

もちろんガッツリ登校したいという人は、全日制のように週5で登校するタイプの高校もあります。好みに合わせて、登校日数を選べます。

通信制高校へ編入すると、全日制に比べ自由な時間が増えます

自由な時間を使って通信制高校へ通いながら、アルバイトをしている人。大学受験勉強に専念している人、語学勉強をしている人、趣味や特技を磨いている人様々です。

自由な時間が増えるのは大きなメリットです。

また学費についても、公立の通信制高校だと年間3万円程度と安いところもあります。

私立の通信制高校の場合学費は公立の通信制高校より高くなりますが、学べる授業のバリエーションが豊かで、専門的な技術を学習するコースもあります。

また私立の通信制高校は進学や、就職へのサポートも厚いのが特徴です。

通信制高校でも大学進学できる?

もちろん、通信制高校でも大学進学は出来ます。自由な時間を使って受験勉強に絞った学習をすれば、全日制の生徒を追い抜くことも不可能ではありません。

通信制高校から難関大学に進学した人は数多くいます。ポイントは自由な時間を有効活用することです。

通信制高校は面白いぞ、特に私立の通信制はプログラミングやVR(バーチャルリアリティー)の技術を学べたり、服飾や音楽系の専門的で実用的な事が学べるコースもあるんだ

まずは簡単にどんな学校があるか下調べする必要がある、通信制高校の資料を一括無料で取り寄せることができるサービスがあるから以下に紹介するサービスを利用するといいぞ

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定時制高校への転校

定時制高校は夕方から夜間に登校するタイプの学校だ、時間は短いが週5日登校するから全日制高校の生活スタイルに近いぞ

定時制高校の特徴

  • 週5日の通学
  • 多くの学校は夕方~夜間にかけて授業が行われる
  • 給食がでる学校もある
  • 年齢層が割と広め

定時制高校は仕事をしながら高卒資格を取得する人向けの学校で、通信制高校と同じく高校を留年した人や中退した人、働いている社会人も通っています。

多くの学校は夕方からの授業になります。中には全日制と同じく昼間の学校も増えている様です。

全日制のように登校日数は週5回、時間も決まっています。なので毎日学校に通学して高校生らしい生活を送りたい方は定時制高校が向いているといえます。

定時制高校の特徴を解説

定時制高校の特徴は、学校へ通学して同じクラスで毎日顔を合わせるので、友達ができやすい事です。

また給食などがでたり部活などもある定時制高校もあるので、高校生らしい生活をおくることができます。

通信制高校と定時制高校どっちがいいの?

毎日学校へ登校して学生らしい生活を送りたい場合は定時制高校、自分の時間を多く有効活用して自分を磨きたい人は通信制高校がオススメだ。

通信制高校の強みは自由な時間が多いことです。

自宅でオンライン学習をしながら、自由な時間を使って他にやりたい事(受験勉強やバイトなど)をしたい人、毎日登校することに自信がない人には通信制高校が向いています。

定時制高校の強みは学校らしい生活を送れることです。

毎日学校へ登校して友達とお喋りしたい、家で学習するのは心細い人は定時制高校のほうが向いていると思います。

全日制高校への転校

全日制高校への転校は引っ越しなどのやむを得ない状況でないと認められないことが普通だ

最後に、全日制高校へ転校する方法です。

全日制高校の特徴

  • 一般的な高等学校のことを全日制高校といいます
  • 特別な事情がないと転校できない

結論を先に言ってしまうと、全日制への転校はあまり現実的ではありません。

というのも全日制で転校をする場合とても条件が厳しくなっています。

全日制の転校受け入れは、一家転住など、転勤による引っ越しなどのやむを得ない事情でないと受け入れてくれません

また、転校先での学習の進み具合や単位習得に支障がないと判断された場合でないと受け入れてもらえません。

全日制高校転校をするには条件があるため、ハードルが高くほとんどの場合全日制高校への転校は受け入れてもらえません。

全日制高校への転校が気になる方は、住んでいる都道府県の学校のHPから転校の条件等を見て、分からないことは学校へ問い合わせてみましょう。

高校中退後の転校先まとめ

以上の事から、中退し転校をする場合は通信制高校か定時制高校の2択となる。転校を考える際に、まずやらなければならない最も重要なことは入念な下調べだ、まずは学校への資料請求し見学などでイメージを掴もう、そして自分に合った学校を見つけ出そう。そうすれば未来は開けるだろう

高卒認定資格(高認)を取得し大学や専門学校を目指す

転校以外には高卒認定資格を取得し大学や専門学校を目指す方法がある。注意すべきは合格しても「高卒」にはならない点だ。昔は大検とも呼ばれていたようだな。

memo:高卒認定の特徴

  • 満16歳以上であれば受験することができる
  • 合格すると大学や専門学校を受験する資格が与えられる
  • 高校卒業と同レベルの学力を有すると認められるが「高卒」にはならない
  • 試験内容は分野は広いが基本問題が多い
  • 年に2回、各都道府県での実施大学や専門学校を目指す方は高卒認定資格を取得するという方法があります。

高卒認定資格を取得することで、大学や専門学校への受験資格を得ることができます。

大学受験のための切符みたいなものですね。

高卒認定資格はあくまでも高校卒業と同レベルの資格なので高校卒業とはなりません。

高認は、「大学や専門学校の受験資格を得るための資格」です。

高認に合格しても大学や専門学校へ進学しなければ、最終学歴は「高校中退(中卒)」のままとなります。

ちなみに履歴書に「高卒認定試験合格」と書くことはできます。

「高卒」の学歴がどうしても欲しい場合は、通信制高校か定時制高校へ通い卒業するのがオススメです。

高卒認定資格のメリット

高認のメリットは取得してしまえば、高校のように卒業まで待たなくていいことだ。受験勉強に専念することができる

高卒認定資格のメリットは資格を取得してしまえば後は受験勉強に専念できることです。

学校へ通学して授業を受けたり、レポートを作成したりする煩わしい時間は一切ないので、受験勉強1本に専念できます。

また、18歳までに取得しておけば、同年代と同じ時期に大学受験が可能です。

高卒認定って難しくない?

高卒認定試験の勉強難易度は中学~高校1年生の範囲なので難しくはありません。

また科目合格制が導入されているので、1発合格じゃなくても大丈夫です。

範囲は広いですが、しっかりと対策をすれば、合格することができます。

高校を中退し就職を目指す←オススメできません

高校をやめて就職し仕事だけに専念するのはやめておけ。それなら仕事をしながら卒業できる通信制高校などで仕事と学校を両立するのがいいぞ

最後の選択として、高校中退後、就職をするという選択がありますがこちらはあまりオススメできません。

オススメできない理由

  • そもそも就職が難しい
  • 将来の幅が可能性が狭まる
  • 日本は学歴社会

高校を中退した段階で最終学歴は中卒になります。

高校中退した段階ではまだ年齢も若く正社員で雇ってくれるところも中々ありません。

学歴問題は将来を見据えても今後ついてまわります。

履歴書を見て一目で簡単に判断できる材料が「学歴」なのでどんなに有能な人材でも履歴書で落とされてしまうことが多々発生するのが悲しい現実です。

就職時に「高卒枠」と「大卒枠」とふるいにかけられたりしますし、給与も変わってきます。

将来の選択肢を広げるためにも、高校を卒業するか高卒認定を受け専門学校、大学などを目指すをオススメします。

今回紹介した「通信制高校」「定時制高校」「高卒認定試験」は働きながらでも通えますし、取得できます

家業を継いだり、家庭の事情でどうしても資金面などで厳しい場合などどうしても働かなくてはいけない方も、今回紹介した方法で働きながらでも「高校卒業」「高卒認定試験合格」を無理なく目指しましょう。

留年確定後の進路まとめ

留年したら人生終わりなんていう人もいるがそんなことはない、むしろ始まりだ。留年確定した後の選択次第でいくらでも逆転は可能だ。

留年が決まった後の選択肢

  1. 留年し同じ学年をやり直す
  2. 高校を中退し通信制高校へ転校する
  3. 高校を中退し定時制高校へ転校する
  4. 高卒認定試験に合格し大学か専門学校を目指す
  5. 高校を中退し仕事をしながら通信制高校や定時制高校の卒業を目指す。

高校留年が確定したお子さんを持つ親御さんへ

“親御さんへ”高校留年が確定し、親御さんも不安でしょうし、なにより留年が確定した本人はもっと不安になってしまっているかと思います。そんなときに親ができる事は子供の進むべき道を切り開いてあげることです。

まずはお子さんのやりたい事を聞いてあげたり、情報を収集してお子さんの興味がありそうな進路を探してみてあげてください。

通信制高校を探すなら様々な通信制高校のパンフレットを無料で一括して取り寄せる事ができるのでこちらのサービスがおすすめです!

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